元気ですか？！精神的に！
いつも応援ありがとうございます
益田大輔です

週末はイベント目白押しでしたが、いかがお過ごしでしょうか

2日から6月定例会も始まりました！

今回の一般質問は

（1）ビジネスケアラーについて
（2）5歳時健診について
（3）依存症の支援について
（4）こどものスクリーンタイムと心身の影響について
（5）里山の保全と活用について

を予定しています（今回は精神医療の知見や現場の声を意識した構成にしております）







さて、週末はNOTOとHIDAで絶品タコライスを食べたり、似顔絵を描いてもらうなど、心身ともに癒されました

似顔絵屋さっさのsaraさんは、「君の忘れ方」の坂東龍汰くんと同じ学校の同じ部活らしい！奇遇だね





その後は、岐阜大学の医局で同門の児童精神科医、関正樹先生の講演があり大変刺激的でした

随所にエッジの利いた関先生からのメッセージをお裾分け

ICTを学校教育で使うのは、こどもたちのやりたいことを実現するためで、苦手なものを補うためではない

SNSに関して大人が心配しているのは、SNSの中でこどもがいじめられることと、知らない人に出会うことである

SNSでのいじめは特殊なものではなく、ただのいじめである。SNSだけでいじめられることはなく必ずリアルでもいじめられている

SNSに悪口を書いてはいけないことはみんな知っている（分かって書いている）

その子の居場所を見つけることが大事だが、こどもの50%は相談しておらず、そもそも大人は相談しやすい存在ではない

ネッ友は小学生の55%、中学生の66%にいるが、73%は大人に伝えていない

ネットと知り合った人と出会う際は、知り合った期間の長さや知り合った経緯、会話のオープンさによってリスクは変わる

ゲーム依存とは否定的な結果になるにも関わらず、ゲームがやめられず継続、またはエスカレートする状態である

リスクには濃淡があり、やり過ぎると誰もが依存になるわけではない

ゲーム依存の保護因子（依存になりにくさ）は健全な親子関係である

ゲーム依存は一般的には9ヶ月くらいで自然寛解することが多く、ただの状態像かもしれない

こどもたちが集まる居場所はどんどん減ってきており、オンラインゲームはこどもがこども世界にいられる場所でもある

大人が知らない、こどもがこども同士で集まる場所で、こどもはギャングエイジを経て大人になる

管理が行き届いた場所では、こどものメンタルヘルスは育ちにくい

ゲームに関する約束事は大人もこどもも守りやすい約束にしよう

約束は（大人も）意外と守れないので、破綻したら厳しくするのではなく、より守りやすい約束に変えよう

ゲームのリスクは時間よりも使い方や動機に依る

TVの時代は時間で区切りやすいが、ゲームは時間ではやめられない。対戦は途中ではやめられない。ちゃんと報酬があるやめ方を提案しよう

こどもに1時間ゲームをやめさせた時、増える学習時間は最大2分というデータがある

ゲームをやめたら勉強するわけではなく、ただぼんやりするだけだ

ゲームと視力低下を結びつけるエビデンスはない。読書と勉強によって視力が低下するエビデンスはある（あまり公表されてはない）

時々、画面から目を離した方がいいが、目が悪くなるから目を離しなさいと言っても効果は薄く、こっちでオヤツを食べなさいの方がよい

こどもは健康にあまり興味はなく、健康に興味があるのはおじさんおばさんばかりである

ゲームばかりしてるから朝起きられないということはなく、朝起きられないのは学校でうまくいってないのかもしれない。そもそも思春期は脳みそが夜型である

遅く学校が始まるのが一番効果的かもしれない

ゲームをやっている人の方がメンタルヘルスはよい

人と協力する要素（向社会的）があるとウェルビーイングにつながると言われ、デジタルセラプューティクス（ADHDにゲームを処方する）分野が注目されているが、まだまだ発展途上である（そのゲームが全然面白くない）

こどもの好きなものを大切にする意味でも、ゲームを取り上げるのはリスクがあり、ゲームが上手いことはこどもの世界では成績が良いよりも価値が高い（いじめられにくい）ので気をつけよう

ゲーム以外の好きなことを一緒に探すことは大事だが、大人が楽しめることを提案しないとうまくいかない

ゲームをやめてどんな生活をして欲しいかが重要で、家の中の健康状態を高めるために親の不安の解消が必要である

家庭内の居場所を優先して、こじれないようにすることが、打率をあげるコツである

対立はむしろゲーム依存のリスクファクターです

ですって！

いろいろ勉強になりました感謝！

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